安んじる
やすんじる
動詞-一段動詞-自動詞
標準
to be contented
文例 · 用例
女性に就て云っても、或る時には、感情的、理智的又は智的、無智等と云う大まかな、蕪雑な批評で安んじるような傾向が決して無いとは云われなかったのである。
— 宮本百合子 『概念と心其もの』 青空文庫
しかし、彼は、単なる理論家であることにも甘んぜず、先駆者たる誇りにも安んじることができなかつた。
— ――わが新劇壇に寄す―― 『純粋演劇の問題』 青空文庫
こうしてユニフォームはその着用者に分に安んじることと、自分自身を階級に応じて尊敬することとを、齎す。
— 戸坂潤 『思想と風俗』 青空文庫
だから科学は――賤しい労働者と同じく――一日としてその成果に安んじることは出来ず、常に営々として変化――又は進歩――して止む処を知らない。
— 戸坂潤 『現代哲学講話』 青空文庫
天下に道があれば、少くとも人民はその業に安んじることができるはずだ。
— 大鹿卓 『渡良瀬川』 青空文庫
」「小成に安んじる風がある」「君はどうだい?
— 佐々木邦 『凡人伝』 青空文庫
小成に安んじるのがお国風ですから、金持にしても百万以上のは片手の指を折るほどしかありません。
— 佐々木邦 『ぐうたら道中記』 青空文庫
(まだ、来ていまい) 武蔵はそう思い、そして、今度お通に会うことには、なにかしら心に安んじるものを抱いていた。
— 風の巻 『宮本武蔵』 青空文庫
作例 · 標準
彼は今の現状に安んじることなく、常に新しい技術の習得に情熱を燃やしている。
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不遇な環境に安んじてしまい、向上心を失って一生を終えるのはあまりに寂しい。
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平和な日々に安んじているうちに、外の世界の激しい変化に疎くなってしまった。
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