水滸伝
すいこでん
名詞
標準
The Water Margin (classic of Chinese literature)
文例 · 用例
唯だ日本の侠客、少くとも勇み肌の人間に対し、「水滸伝」が陰に陽に感化を与へた、其の勢力の莫大なことを看過する訳には往かぬ。
— 幸田露伴 『侠客の種類』 青空文庫
「水滸伝」の翻訳したのは馬琴蘭山を待つて大に行はれたのであるが、其の後盛んに芝居にも行はれ、魯智深、史進、李逵、浪裡白跳張順など痛く彼等の理想に投じたものがあつたらしく、其の背に彼等の花繍などをせぬならば、大哥の面目を損じた様な風を形づくつた。
— 幸田露伴 『侠客の種類』 青空文庫
又た「水滸伝」に傚つて、「天保水滸伝」何水滸伝と云ふ類が盛んに出て来たことも多少は察せられる。
— 幸田露伴 『侠客の種類』 青空文庫
十八の年まで淋しい山里にいて学問という学問は何にもしないでただ城下の中学校に寄宿している従兄弟から送って寄こす少年雑誌見たようなものを読み、その他は叔母の家に昔から在った源平盛衰記、太平記、漢楚軍談、忠義水滸伝のようなものばかり読んだのでございます。
— 国木田独歩 『女難』 青空文庫
総体の様子がどうも薄気味の悪いところで、私はこの坂に来て、武の家の前を通るたびにすぐ水滸伝の麻痺薬を思い出し、武松がやられました十字坡などを想い出したくらいです。
— 国木田独歩 『女難』 青空文庫
石榴口には花鳥風月もしくは武者絵などが画いてあって、私のゆく四丁目の湯では、男湯の石榴口に『水滸伝』の花和尚と九紋龍、女湯の石榴口には例の西郷・桐野・篠原の画像が掲げられてあった。
— 岡本綺堂 『思い出草』 青空文庫
其の書の体たるや、水滸伝平妖伝等に同じと雖も、立言の旨は、綱常を扶植し、忠烈を顕揚するに在りというを以て、南安の郡守|陳香泉の序、江西の廉使劉在園の評、江西の学使|楊念亭の論、広州の太守|葉南田の跋を得て世に行わる。
— 幸田露伴 『運命』 青空文庫
西遊記に似て、而も其の誇誕は少しく遜り、水滸伝に近くして、而も其の豪快は及ばず、三国志の如くして、而も其の殺伐はやゝ少し。
— 幸田露伴 『運命』 青空文庫
作例 · 標準
中国の四大奇書の一つである「水滸伝」は、多くの英雄たちの物語を描いている。
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子供の頃、水滸伝の登場人物に憧れて、物語を何度も読んだ。
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水滸伝の豪放磊落な世界観は、現代でも多くのファンを魅了し続けている。
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