気受け
きうけ
名詞
標準
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文例 · 用例
しかし細君はごく大人しい好人物だというので近所の気受けはあまり悪い方ではなかったらしい。
— 寺田寅彦 『イタリア人』 青空文庫
――その赤蜻蛉の刺繍が、大層な評判だし、分けて輸出さきの西洋の気受けが、それは、凄い勢で、どしどし註文が来ました処から、外国まで、恥を曝すんだって、羽をみんな、手足にして、紅いのを縮緬のように唄い囃して、身肌を見せたと、騒ぐんでしょう。
— 泉鏡花 『縷紅新草』 青空文庫
オイチョカブの北田は何をっと一時は腹の虫があばれたが、しかし彼も今は土地での気受けもよく、それに小鈴のお産も遠いことではなかった。
— 織田作之助 『放浪』 青空文庫
祝儀はしかし、朋輩と山分けだから、随分と引き合わぬ勘定だが、それだけに朋輩の気受けはよかった。
— 織田作之助 『夫婦善哉』 青空文庫
快活で情愛があって、すこしも官吏ふうをせぬところから、場中の気受けも近郷の評判もすこぶるよろしかった。
— 伊藤左千夫 『老獣医』 青空文庫
檀家の気受けも好し、別に悪い評判も無いと云います。
— 地蔵は踊る 『半七捕物帳』 青空文庫
前にもいう通り、この親子は行儀のよい、淑ましやかな質であるので、近所の人たちの気受けもよかった。
— 岡本綺堂 『平造とお鶴』 青空文庫
人品がよくてお家流を達者にかく林之助は、こうした奉公の人に生まれ付いていたので、屋敷内の気受けも悪くなかった。
— 岡本綺堂 『両国の秋』 青空文庫
作例 · 標準
彼は誰に対しても物腰が柔らかいので、上司からの気受けがすこぶる良い。
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「あの子は愛想が良くて気が利くから、親戚の間でも気受けがいいのよ」
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どんなに営業成績が良くても、現場の職人さんたちからの気受けが悪いと仕事はスムーズに進まない。
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