時雨月
しぐれづき
名詞
標準
tenth lunar month
文例 · 用例
草仮名揉銀の消ししつやゆゑ墨のいろよくうつるらし、時雨月、かかるひと夜は草仮名に心ゆくなり。
— 北原白秋 『海豹と雲』 青空文庫
その空は時雨月、清らなる色に曇りて、時節のきはみなき鬱憂は池に映ろひ落葉の薄黄なる憂悶を風の散らせば、いざよひの池水に、いと冷やき綾は乱れて、ながながし梔子の光さす入日たゆたふ。
— 上田敏 『海潮音』 青空文庫
その空は時雨月、清らなる色に曇りて、時節のきはみなき欝憂は池に映ろひ落葉の薄黄なる憂悶を風の散らせば、いざよひの池水に、いと冷やき綾は亂れて、ながながし梔子の光さす入日たゆたふ。
— 上田敏 『海潮音』 青空文庫
作例 · 標準
陰暦十月の別称である時雨月は、その名の通り急な通り雨が多い季節の変わり目を指す。
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時雨月の寒空の下、家々の煙突から立ち上る煙を見ながら、冬支度を急がねばと思った。
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「時雨月という言葉の響きには、どこか物悲しくも美しい情景が浮かんでくるわね」
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