寸言
すんげん
名詞
標準
pithy or short and witty remark
文例 · 用例
近頃流行の、「文学と政治」のことに一寸言及するならば、文学の対象としては、一切物が対象となるわけだから、無論その中に政治も含まつてゐる。
— 中原中也 『我が詩観』 青空文庫
この奥さんの寸言の深い意味に思い当る次第である。
— 寺田寅彦 『新年雑俎』 青空文庫
これは前にも一寸言つた。
— 泉鏡太郎 『怪力』 青空文庫
一寸言添へる事がある、此の節、千助は柔かな下帶などを心掛け、淺葱の襦袢をたしなんで薄化粧などをする。
— 泉鏡太郎 『片しぐれ』 青空文庫
「…………」 婦は一寸言淀んで、「あの……實は、貴方をお見掛け申しましたから、其の事をお願ひ申したいと存じまして、それだもんですから、つい、まだお知己でもございませんのに、二階の窓から濟みませんねえ。
— 泉鏡太郎 『淺茅生』 青空文庫
「あの……實は貴方が、繪を遊ばすつて事を存じて居りましたものですから、……お恥かしうござんすわね……」 と一寸言淀む。
— 泉鏡太郎 『淺茅生』 青空文庫
」 と俯向いて一寸言が途絶え……「やがて、其の後から、私は身體を載せられて、釣臺で門を出ました。
— 泉鏡太郎 『淺茅生』 青空文庫
チョット見たところ肉感的な……ウンウン……その女の耳朶に小さな穴がありはせんかったか……耳輪をはめた……ウンウン……出たらめを答えると承知せんぞ……ええか……それから」 男は一寸言葉を切った。
— 夢野久作 『童貞』 青空文庫
作例 · 標準
恩師から贈られた「継続は力なり」という寸言を、今も座右の銘にしている。
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彼のスピーチは短かったが、核心を突く寸言が聴衆の心に深く刺さった。
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古人の遺した寸言には、現代にも通じる深い知恵が凝縮されている。
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