心を許す
こころをゆるす
表現動詞-五段-サ行
標準
to trust
文例 · 用例
私は内心やや此の結果に驚きながらも、まだ心を許す余裕はなく、夢中で目をつぶったまま相手の胸ぐらを小突きまわしていた。
— 中島敦 『虎狩』 青空文庫
「無學で、淺墓で、虚榮心の強いものは仕やうがない」と思ふと、嫉妬などはどこかへ行つてしまつて、??不斷は、或程度まで虚榮心を許すべしと主張しながら、??輕侮といや氣としか起つて來ない。
— 憑き物 『泡鳴五部作』 青空文庫
「無學で、淺墓で、虚榮心の強いものは仕やうがない」と思ふと、嫉妬などはどこかへ行つてしまつて、――不斷は、或程度まで虚榮心を許すべしと主張しながら、――輕侮といや氣としか起つて來ない。
— 憑き物 『――泡鳴五部作』 青空文庫
ちょっと普通行わるる諺を見ても、「どうせ女の事だもの」「家の乱は女から」「七人の子は生すとも女に心を許すな」「大蛇を見るとも女人を見るべからず」 などと女に関する悪口がたくさんある。
— 新渡戸稲造 『自警録』 青空文庫
脆きが中に我を通す昂れる恋は、炊ぎたる飯の柔らかきに御影の砂を振り敷いて、心を許す奥歯をがりがりと寒からしむ。
— 夏目漱石 『虞美人草』 青空文庫
その人格に於て、その学識に於て、またその才能とか、友情とかに於て、真に尊敬に価する友達であって初めて心を許すことができるのです。
— 岸田國士 『俳優倫理』 青空文庫
トオサンと八千代サンは心を許す親友になりましたが、こまったことに、八千代サンは、本当にトオサンに惚れてしまったのです。
— 坂口安吾 『裏切り』 青空文庫
野良の馬と家の中の女房に心を許すなでな。
— KREITSEROVA SONATA 『クロイツェル・ソナタ』 青空文庫
作例 · 標準
彼は幼馴染の彼にだけは、本音を語り、完全に心を許している。
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初めて会った時から不思議と気が合い、すぐに心を許し合える仲になった。
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警戒心の強い野良猫が、毎日の餌やりを通じてようやく私に心を許してくれた。
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