花屋敷
はなやしき
名詞
標準
public flower garden
文例 · 用例
準備が整って予定の時刻が迫ると、見物人らは一定の距離に画した非常線の外まで退去を命ぜられたので、自分らも花屋敷の鉄檻の裏手の焼け跡へ行って、合図のラッパの鳴るのを待っていた。
— 寺田寅彦 『LIBER STUDIORUM』 青空文庫
レコードは浅草の盛り場の光景を描いた「音画」らしい、コルネット、クラリネットのジンタ音楽に交じって花屋敷を案内する声が陽気にきこえていた。
— 寺田寅彦 『時事雑感』 青空文庫
花屋敷の火をのがれた象は此の塔の下に生きた。
— 泉鏡太郎 『露宿』 青空文庫
ここは出先の区域も広く、披露目も福井楼|界隈の米沢町から浜町、中洲が七分で、残り三分が源冶店界隈の浪花町、花屋敷に新屋敷などで、大観音の裏通りの元大阪町では、百尺のほかにやっと二三軒あるくらいだった。
— 徳田秋声 『縮図』 青空文庫
花屋敷の焼け跡には一疋の猿が金網の中にきょとんとしており、十二階は地震のために上の三階が堕ちて九階になっていた。
— 田中貢太郎 『死体の匂い』 青空文庫
私は公園の山のベンチに腰をかけて、上野の山を眼界にして左右にひろびろと広がった白い焼野原を見ながら、花屋敷の前で買って来た梨の実を噛った。
— 田中貢太郎 『死体の匂い』 青空文庫
また臭き花屋敷の側に腐れつつ暗みゆく溝の青さは夜もふけて銘酒屋の硝子うち覗くかなしき男のみや知りぬらん。
— 北原白秋 『浅草哀歌』 青空文庫
「これが明治時代ならば、浅草の花屋敷にも虎はいる。
— 岡本綺堂 『虎』 青空文庫
作例 · 標準
昔の貴族は、広大な花屋敷で四季折々の花を楽しんでいた。
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公園の隣にある花屋敷は、市民の憩いの場となっている。
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「あの花屋敷、入場無料なんだって。」
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