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院門

いんもん
名詞
1
標準
文例 · 用例
阿部伊勢守正弘の家来|伊沢磐安、黒田豊前守直静の家来|堀川舟庵、それから多紀|楽真院門人|森養竹である。
森鴎外 渋江抽斎 青空文庫
それと同時に、本所回向院門前に住む二段目相撲万力甚五郎の宅をあらためると、家財をそのままにして、万力は駈け落ちしたと云うのである。
薄雲の碁盤 半七捕物帳 青空文庫
なにしろ、おめえ達はどこの何という者だ」 かれらが恐るおそる申し立てるところによると、男は代々木の多聞院門前に住む経師屋のせがれ徳次郎、女は内藤新宿甲州屋の抱え女お若で、ままならぬ恋の果ては死神に誘われて、お若は勤め先をぬけ出した。
青山の仇討 半七捕物帳 青空文庫
其処は深川法乗院門前で俗に三角屋敷と云う処であった。
田中貢太郎 南北の東海道四谷怪談 青空文庫
ある夜元老院門前の大通なる左側|小紅亭とよべる寄席に行きぬ。
永井荷風 書かでもの記 青空文庫
午後中山法華經寺の境内を過ぎ人家つゞきの道を歩み奧の院門前より競馬場の塀外に出づ。
永井荷風 荷風戰後日歴 第一 青空文庫
大乗院門跡ともある尋尊僧正の筆に上っては、「五ヶ所・十座の者共」などと安っぽく扱われてはいるが、民間にあっては彼らはかなり恐れられたもので、『平城坊目考』にある人の説を引いて(「陰陽町唱門ヶ辻子の条」)、「往年唱門師当地に住して、興福寺に属す。
喜田貞吉 俗法師考 青空文庫
そして十座とは別に五箇所の唱門というのが奈良の南部にあって、これは興福寺中でも、特に大乗院門跡のみの付属であった。
喜田貞吉 俗法師考 青空文庫