前祝い
まえいわい
名詞
標準
advance celebration
文例 · 用例
退屈凌ぎに飲食することは、前祝いのようで都合が悪かった。
— 葉山嘉樹 『乳色の靄』 青空文庫
「や、お坊さんじゃ、鮭の前祝いに一杯やりよるところじゃが」と、漁師は女房の方を顧みて、「その蕎麦切でも進ぜたらどうじゃ」 女房は蕎麦切を椀に盛って出した。
— 田中貢太郎 『鮭の祟』 青空文庫
「これは有難い」と、旅僧は押し戴くように受け、竹の簀子を敷いた縁端に腰をかけて、「蕎麦切の御馳走はありがたいが、鮭を獲る前祝いだと思うと、鮭に気の毒じゃ、どうだな、鮭を獲ることをやめては」 漁師は笑いだした。
— 田中貢太郎 『鮭の祟』 青空文庫
そして、新三郎の行水が終ると、二人はそしらぬ顔をして帰って来たが、帰って来るなり、海音如来のお守を羊羹箱の古いのへ入れて畑の中に埋め、今夜はお露たちが百両の金を持って来るから、其の前祝いだと云って、二人でさし対って酒を飲んでいた。
— 田中貢太郎 『円朝の牡丹燈籠』 青空文庫
スエズで買ったそろいのトルコ帽をかぶったジェルサレム行きの一行十人ばかり、シェンケの側の甲板で卓を囲んで、あす上陸する前祝いででもあるかビールを飲みながら歌ったり踊ったりしていた。
— 寺田寅彦 『旅日記から(明治四十二年)』 青空文庫
おれは前祝いでもしてくるから。
— 佐左木俊郎 『恐怖城』 青空文庫
それじゃ遠慮なく頂きますが、この酒はまあ前祝いのようなもんでがすね」 喜代治爺は微笑を含みながら言って、盃を取った。
— 佐左木俊郎 『恐怖城』 青空文庫
(藤十郎の前に、いざり寄りながら)前祝いに、もう一つ受けて下されませ。
— 菊池寛 『藤十郎の恋』 青空文庫
作例 · 標準
プロジェクトの成功を祈願して、ささやかな前祝いをした。
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結婚式の前祝いとして、友人たちがサプライズパーティーを開いてくれた。
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大会での優勝を信じて、みんなで前祝いの乾杯をした。
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