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引き添う

ひきそう
動詞
1
標準
文例 · 用例
すわや大事と看て取った小姓どもは、いずれも腰刀に手をかけて主人の左右に引き添うて進むと、秀吉はかれらを見返って激しく命令した。
岡本綺堂 小坂部姫 青空文庫
一度天気のごく穏やかな日の午後庭へ下りた事があるが、その時は万一を気遣って、私が引き添うように傍に付いていた。
夏目漱石 こころ 青空文庫
「道がお悪うございますね」 女は讓の後に引き添うて歩きながらどこかしっかりしたところのある詞で云った。
田中貢太郎 蟇の血 青空文庫
慶娘は引き添うように随いて往って、興哥が釵を持って振り返った時には、二人の体はぴったり並んでいた。
田中貢太郎 金鳳釵記 青空文庫
本多|佐渡守正純は、家康と寸も違わぬ服装で、山輿に乗って家康の後に、すぐ引き添うた。
菊池寛 忠直卿行状記 青空文庫
仔犬も門の処まで出ては来たがそれからはよう来ぬらしく、尾を振りながらぴったり三疋引き添うてこちらを見て立っている。
若山牧水 みなかみ紀行 青空文庫
千代松は笑ひながらそれを追うて、引つ捕へると、容赦なく母の病室の中へ押し込み、自分も引き添うて入つた。
上司小劍 天滿宮 青空文庫
駕籠わきに引き添う侍たちのヒソヒソ話に。
日光の巻 丹下左膳 青空文庫
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