上と下
うえとした
表現
標準
above and below
文例 · 用例
すなはち、上と下です。
— 太宰治 『お伽草紙』 青空文庫
」 あとの二人とも、此の時言合はせた體に、上と下で、衣ものの襞※まで、頷いたのが朧に分つた。
— 泉鏡太郎 『三人の盲の話』 青空文庫
あの坂の上り口の所で、上から來た男が、上つて行く中年増の媚かしいのと行違つて、上と下へ五六|歩離れた所で、男が聲を掛けると、其の媚かしいのは直ぐに聞取つて、嬌娜に振返つた。
— 泉鏡太郎 『艶書』 青空文庫
日がかんかんどこか一とこに照る時か、また僕たちが上と下と反対にかける時ぶっつかってしまうことがあるんだ。
— 宮沢賢治 『風野又三郎』 青空文庫
」 上と下とて遥かに呼び合っていたが、何を云うにも屏風のような峭立の懸崖幾丈、下では徒爾に瞰上げるばかりで、攀登るべき足代も無いには困った。
— 岡本綺堂 『飛騨の怪談』 青空文庫
戸口は低く、窓は上と下とについています。
— BILLEDBOG UDEN BILLEDER 『絵のない絵本』 青空文庫
掻垂れ眉を上と下、大きな口で莞爾した。
— 泉鏡花 『海異記』 青空文庫
が、よく訊いて見ると、どうにもお婆さんのゐたところがちがつてゐるし、道が上と下とになるし、時間もしつくりと合はないし、こりや変だなとなつた。
— 北原白秋 『蜜柑山散策』 青空文庫
作例 · 標準
例句