気塊
きかい
名詞
標準
文例 · 用例
根絶やししてくれよう、観念しろ」 ヌッと踏み出した気塊というものは、凄じい迄に高かった。
— 国枝史郎 『南蛮秘話森右近丸』 青空文庫
地質学者であるが、気象学にも興味をもち、グリーンランドの大氷原の上で空気が冷え、その大冷気塊がのび出して来て、世界の気象を支配するという大論文を書いたことがある。
— ――長生きをする学問の存在―― 『老齢学』 青空文庫
それを持ちこたえたコルテスの気塊は相当のものと云わなくてはならない。
— 日本の悲劇 『鎖国』 青空文庫
それをシャビエルはヤソ会の闘士らしい気塊で圧倒して行ったらしい。
— 日本の悲劇 『鎖国』 青空文庫
凡て気体の温度の昇降は、自己の内部のエネルギーの増減によるから、この空気塊の温度は上昇するに従って漸次に低くなる。
— 中谷宇吉郎 『雪』 青空文庫
なにか気団あるいは気塊の性質によって、結晶形がかわるというようなことがあるかもしれない。
— 中谷宇吉郎 『黒い月の世界』 青空文庫
このミシガン湖を渡って、よく加奈陀の方から、寒い気塊が襲来してくる。
— 中谷宇吉郎 『ウィネッカの秋』 青空文庫
それと南方のメキシコ湾から押し上ってくる暖かい気塊とが、交代にやってくるので、その都度気候が激変する。
— 中谷宇吉郎 『ウィネッカの秋』 青空文庫