敷き込む
しきこむ
動詞
標準
文例 · 用例
それにしても、紙がひとりで畳の裏へ滑り込むはずはないから、それを敷き込むとすれば、どうしたって畳を持ち上げなければならない理窟になる。
— 久生十蘭 『魔都』 青空文庫
彼女は中婆さんのすることを横目でちょいちょい見ていたが、すぐ自分の左の膝から二、三寸前の方に落ちている銅貨に、たえず気を奪られているらしく、いくども横目でじろじろ見ていたが、急に膝の下に敷き込むということもなかったし、まさか、この美しい娘がわずかなものを掠めとるということも考えられなかった。
— 室生犀星 『性に眼覚める頃』 青空文庫
運び出す者、敷き込む者、武士も職人も、けじめはない。
— 吉川英治 『新編忠臣蔵』 青空文庫