出版費
しゅっぱんひ
名詞
標準
publishing costs
文例 · 用例
末筆ながら、左の二氏より本誌の出版費中へ左の通り寄附ありたり。
— 石川啄木 『消息』 青空文庫
横綱や大関は別として、三役や前頭のいいところに坐るには、何も格別|画が上手でなくともいい、発行人に幾らか出版費の足し前を出すとか、それとも絵の二三|幅も寄附すればいいので、さうした訳合でかなりの地位に据わつてゐる雛つ児画家も少くはない。
— 大正八(一九一九)年 『茶話』 青空文庫
「老師が御自分の書物の出版費をおこしらへになるつもりで、お書きになつたのです。
— 大正十四(一九二五)年 『茶話』 青空文庫
はい、出版費はせいぜい倹約しましても、三千円はかゝるさうに承はりましたから、なか/\お大抵ぢやございません。
— 大正十四(一九二五)年 『茶話』 青空文庫
それに補助団のその出版費となるべき皆様から出して頂いた金もずつと前々から雑誌の維持の方にうめあはせにまはされて殆んど出版の出来る程残つてはゐませんのでその方からして何とかしなければならぬ有様です。
— 伊藤野枝 『編輯室より(一九一五年四月号)』 青空文庫
それは何となれば御承知の通り佛教の藏經は我國に佛教各派の本山も澤山あるから其本山だけで買つても出版費が出るとして、道教と云ふものは元來宗旨として日本にはないので假令そんな大部なものを出版しても買手がない。
— 狩野直喜 『支那研究に就て』 青空文庫
私はこれまでの生活費だとか、書籍費だとか、植物採集の旅行費だとか、また出版費だとか、すべて郷里からドシドシ取寄せては費っていたので、無論そういつまでも続く筈はなかったのである。
— 第一部 牧野富太郎自叙伝 『牧野富太郎自叙伝』 青空文庫
遠藤翁病歿の時に、その数学史増補の遺稿があって、菊池博士の希望によりてこれを学士院に収め稍々整理して、『増修日本数学史』の書名を附して刊行したのであり、その出版費についても再び三井男爵家から学士院へ寄附し、それで出来たのである。
— 三上義夫 『数学史の研究に就きて』 青空文庫
作例 · 標準
高精細なカラー写真を多用したため、出版費が予算を大幅に上回った。
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自費出版の場合、初期投資としての出版費を著者が全額負担する。
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クラウドファンディングで出版費を募り、絶版になった名著を復刊させた。
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