鉄血
てっけつ
名詞
標準
blood and iron
文例 · 用例
けれども尚疑問なのは、かかるヒロイックな権力表現を求める詩人が、果して真に生れたる英雄であり、ビスマルク的鉄血心を持っているところの、真の独逸軍人であるか否かと言うことである。
— 萩原朔太郎 『詩の原理』 青空文庫
たとひ彼が鉄血宰相の謳歌者であつたにした所で、謳歌されるビスマークの方では、夫程彼の言論に動かされてゐなかつたかも知れない。
— 夏目漱石 『点頭録』 青空文庫
寺内首相と蘭貢米8・20(夕) 独逸の鉄血宰相ビスマルクが、ある時ウイルレム老帝の御馳走になつた事があつた。
— 大正七(一九一八)年 『茶話』 青空文庫
そして日本側と関係のある人々の許には、鉄血鋤奸団などというものからの脅迫状が舞い込んでいる。
— 豊島与志雄 『上海の渋面』 青空文庫
しかし、この頃のビスマルクは、もう昔のビスマルクではなく、ナポレオン三世を屈伏させその鉄血外交の手腕を発揮しつつあった時であった。
— 国枝史郎 『今昔茶話』 青空文庫
それでその芸術家は自分の方が鉄血宰相よりも頭が好いと言っている」「それは少し無理だろう」「三つの時教会へ行ったことを覚えている偉人がある」「名前はまた度忘れだろう」 久子夫人は見るに見兼ねたのか、権力を示す為めか、「あなた、そう一々変なことを仰有るものじゃありませんよ。
— 佐々木邦 『勝ち運負け運』 青空文庫
」「武田家の大行事を徳川家に踏襲されるよりは、この秋かぎり根絶させろ」「それこそわれわれの願うところ、ぜひとも試合にでる」「武をもって横行するやからの顔色をなくしてやろうぞ」「武田は亡びても人ほろびずと、天下に名のりをあげることにもなる」 と、やむにやまれぬ鉄血の士が、膝をまげて伊那丸にすがる。
— 吉川英治 『神州天馬侠』 青空文庫
鉄血、人を動かすものをぶっつけなさい」「どうしたらいいか」「檄を飛ばすことです」「おまえ、書いてくれ」「はい」 陳宮は、檄文を書いた。
— 群星の巻 『三国志』 青空文庫
作例 · 標準
ビスマルクは「鉄血政策」を掲げ、武力によるドイツの統一を推し進めた。
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乱世を生き抜くためには、鉄血の意志を持って困難に立ち向かわねばならない。
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「情けをかけている場合ではない、今は鉄血の覚悟で決断を下す時だ」
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