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阿備

阿備
名詞
1
標準
文例 · 用例
阿備か――と飛びつくように迎えてくれるであろうと思っていた母の姿も見えなかった。
桃園の巻 三国志 青空文庫
けれども母は、久しぶりに旅から帰ってきた我が子が、そんな自責に泣きかなしむことは、かえって不愍やら気の毒やらで、自分の胸も傷むらしく、「阿備や、泣いておくれでない。
桃園の巻 三国志 青空文庫
わからないよ、阿備や。
桃園の巻 三国志 青空文庫
……なおさら、分らなくなってしもうたよ阿備
桃園の巻 三国志 青空文庫
そして大きな溜息をつきながら、眼を息子の顔へあげて、「阿備や。
桃園の巻 三国志 青空文庫
母は、いつになく厳粛な容子をつくって、「阿備」と、声まで、常とはちがって呼んだ。
桃園の巻 三国志 青空文庫
どうしてそんなことを」 母の心を酌みかねて、劉備がおろおろというと、母はやにわに、眼の前にあった錫の小さい茶壺を取上げ、「阿備、おいで!
桃園の巻 三国志 青空文庫
「……お忘れかえ、阿備
桃園の巻 三国志 青空文庫