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蹴立てる

けたてる
動詞-一段動詞-他動詞
1
標準
to kick up
文例 · 用例
敷石道を蹴立てる靴音のその音波で、靄はうらうらと溶けていった。
佐左木俊郎 猟奇の街 青空文庫
一太は砂埃りを蹴立てるような元気でまた電車に乗り、家に帰った。
宮本百合子 一太と母 青空文庫
こツてりと油を付けて結ひ上げた千代松の丁髷に、車夫の蹴立てる白い砂埃りが煙のやうに掩ひかゝつた。
上司小劍 天滿宮 青空文庫
其が砂煙を蹴立てるので広い場内が真白に曇つて仕舞つた。
與謝野寛、與謝野晶子 巴里より 青空文庫
蹴立てるようにして急いだ。
本庄陸男 石狩川 青空文庫
「お前がそれほど幸内が大事なら、幸内をつれて勝手にどこへなりと行きなさい、父はもうお前のすることについては何も言わぬ、お前もこれから父の世話にならぬ覚悟でいなさい」と言い捨てて、座を蹴立てるようにして立去りました。
お銀様の巻 大菩薩峠 青空文庫
――浮世はなれた感じにぼんやり浮いているそれらのなかを縫っていそがしく白い波を蹴立てる蒸汽。
久保田万太郎 春泥 青空文庫
看視人も早いが逃げる男も早く、二人の蹴立てる水しぶきは、しだいに遠くなり、やがて根戸川の川口のほうへと、見えなくなっていった。
山本周五郎 青べか物語 青空文庫
作例 · 標準
馬が砂煙を蹴立てながら草原を走り去った。
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彼は焦って立ち上がり、足元のゴミを蹴立ててしまった。
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荒れた海では、波が白い泡を蹴立てて岸壁に打ち付けていた。
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蹴立てる(けたてる) — 幻辞.com