物貨
ぶっか
名詞
標準
文例 · 用例
」また、商人は倉庫に満す物貨を集め、長老は貴重な古い葡萄酒を漁り、公達は緑したたる森のぐるりに早速縄を張り廻らし、そこを己れの楽しい狩猟と逢引の場所とした。
— 太宰治 『心の王者』 青空文庫
長防両国への物貨輸送は諸街道を通じてすでに堅く禁ぜられていた。
— 第一部下 『夜明け前』 青空文庫
物貨とてもそのとおりであろう。
— 第二部上 『夜明け前』 青空文庫
物貨の集散地にしても、一国の首府にしても、世界最古の人間活動地だとしても、なお疑問は残る。
— 横光利一 『欧洲紀行』 青空文庫
必要とは士民誰れに限らず、藩外へ旅行する時と、商人が物貨を藩外で仕込む時とである。
— 内藤鳴雪 『鳴雪自叙伝』 青空文庫
俺の物貨はどうなるのだ。
— ――近代伝説―― 『立札』 青空文庫
一、金銀物貨宜しく外国と平均の法を設くべき事。
— 坂本竜馬 『船中八策』 青空文庫
一、金銀物貨宜シク外国ト平均ノ法ヲ設クベキ事。
— 慶応三年六月十五日 『船中八策』 青空文庫