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淡然

たんぜん
形容詞-たる副詞-と
1
標準
plain
文例 · 用例
こういう歌を大抵の人は、平凡である、稀薄である、素湯を飲むようであると云うのであるが、その淡然たる声調の上に何処ともなく、情緒のにじみが潤い出て居る。
伊藤左千夫 歌の潤い 青空文庫
然もかれはこの物質上の貧困によつて却つて現世の念慾を絶つを得、瞑思一徹、心に無限の富を得るに至つて、彼や、人の悶々|措く能はざる極貧の境涯に淡然として安住するを得るに至れり。
石川啄木 閑天地 青空文庫
蓋し、得意に、失意に、淡然たる人は、さうあるわけはないのだ。
池田屋襲撃 大衆維新史読本 青空文庫
しかし先づことわつて置くが、自分は道教の信仰者でも禮讃者でも同情者でも何でもない、淡然たる心をもつて道教に對してゐる。
幸田露伴 道教に就いて 青空文庫
であれば、ここは寧ろ淡然と平易に、能くその言葉の調子を失わないように自然的に理解するのが適当である。
幸田露伴 一貫章義(現代訳) 青空文庫
「公明日月の如し」とか、「我が身命を愛さず唯惜しむ無上道」とか、「得意淡然失意泰然」とかいう辞句は時利あらず、いかような羽目にたちいたろうともわがこころに愧じるところなく、確信ゆるがずという文句である。
宮本百合子 新しい潮 青空文庫
彼の子さへどうかなると淡然とするのやれど、ほんとに困つた。
加能作次郎 厄年 青空文庫
次の室つき井菊屋の奥、香都良川添の十畳に、もう床は並べて、膝まで沈むばかりの羽根毛蒲団に、ふっくりと、たんぜんで寛いだ。
泉鏡花 怨霊借用 青空文庫
作例 · 標準
彼は淡然とした態度で、そのニュースを聞いていた。
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勝敗に淡然としている彼の姿は、周囲の熱狂とは対照的だった。
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淡然とした生活を送ることで、心の平穏を保つことができる。
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淡然(たんぜん) — 幻辞.com