温湿布
おんしっぷ
名詞
標準
hot compress
文例 · 用例
暖かい舌で嘗め廻すことは、温湿布に当たっていた。
— 国枝史郎 『八ヶ嶽の魔神』 青空文庫
産婆の指図で、腹部に温湿布をし、頭に氷嚢をあててやった。
— 豊島与志雄 『幻の彼方』 青空文庫
岩田帯の代りに温湿布がぐるぐる巻いてあった。
— 豊島与志雄 『幻の彼方』 青空文庫
そしては昼となく夜となく、頭と心臓部とに氷嚢をあて、腹部に温湿布をし、足先に湯たんぽを入れて、うとうとしていた。
— 豊島与志雄 『幻の彼方』 青空文庫
胃部には温湿布があてられた。
— 豊島与志雄 『生と死との記録』 青空文庫
それから、今の人には、左肩へイヒチオルを塗つて、温湿布だ。
— 岸田國士 『風俗時評』 青空文庫
ウスチーモヴィチというもう一人の医者は、昼間は家にいて夜になると両手を後ろに組んで、蘆のステッキをぴんと背中に突立てて静かに海辺を歩き廻わっては咳をするという、人嫌いの背の高い痩せた男だったが、これは婦人病だと言って温湿布をすすめた。
— ДУЭЛЬ 『決闘』 青空文庫