歌舞伎十八番
かぶきじゅうはちばん
名詞
標準
repertoire of 18 kabuki plays
文例 · 用例
○十一月、歌舞伎座にて団十郎は歌舞伎十八番の「暫」を勤め、連日売切れの大入りを占む。
— 岡本綺堂 『明治演劇年表』 青空文庫
○九月、歌舞伎座にて市川猿之助は二代目段四郎と改名して、歌舞伎十八番の「鎌髭」を勤む。
— 岡本綺堂 『明治演劇年表』 青空文庫
歌舞伎十八番なぞはその一例で、平生の芝居でも、誰の何々はこうこう……なぞいうところに観衆のこうした観賞欲が含まれている。
— 夢野久作 『能とは何か』 青空文庫
古人の先蹤を追った歌舞伎十八番のようなものでも椿岳独自の個性が自ずから現われておる。
— ――過渡期の文化が産出した画界のハイブリッド―― 『淡島椿岳』 青空文庫
「暫」と「助六」 明治二十八年から二十九年にわたって、歌舞伎十八番の「暫」と「助六」とが歌舞伎座で上演された。
— 岡本綺堂 『明治劇談 ランプの下にて』 青空文庫
なにから何まで磁力とは、まるで歌舞伎十八番の「毛抜」みたいなことになったものである。
— 海野十三 『深夜の市長』 青空文庫
浴衣の腕をまくり、その頃はまだ珍らしい腕輪を見せ、やや長めの断髪の下から、水入りの助六(九代目市川団十郎歌舞伎十八番)のような鉢巻を手拭でして、四辺をすこしもはばからなかった。
— 長谷川時雨 『明治大正美女追憶』 青空文庫
御存じでもございましょうが、この長唄は、歌舞伎十八番勧進帳の、いわば、伴奏曲でございまして、この芝居が天保十一年の三月五目、河原崎座で初めて上演された際に、作曲されたものだそうでございます。
— 酒井嘉七 『ながうた勧進帳』 青空文庫
作例 · 標準
『暫』は、歌舞伎十八番の中でも特に豪快な見せ場が多い演目だ。
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歌舞伎十八番をすべて制覇するのが、役者にとっての悲願らしい。
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今回は、歌舞伎十八番から『勧進帳』が上演されると聞いて、チケットを取った。
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