暦算
れきさん
名詞
標準
文例 · 用例
もつともその中には、天文・暦算の如く進歩しつつあるものもあり、又專門の學とても雜占・卜筮の如く進歩しても役に立たないものもある。
— 内藤湖南 『支那目録學』 青空文庫
この地方からは回教治下の暦算家が多く輩出したのであった。
— 三上義夫 『芸術と数学及び科学』 青空文庫
しかるに清の梅文鼎は『暦算全書』を作り、官撰の『数理精蘊』のごとき書物もできて、西洋の数学をも記述したものが日本に伝わった。
— 三上義夫 『文化史上より見たる日本の数学』 青空文庫
特に『暦算全書』のごときは訓点さえ付され、西洋の三角法はこの書によりて日本に伝わった。
— 三上義夫 『文化史上より見たる日本の数学』 青空文庫
寛政以後、特に文化文政以来は西洋の暦算書が幾らも伝わった事実があり、天文暦術においてはラランドの天文書すら読破されているが、しかし数学の方面ではそこまでに行かなかった。
— 三上義夫 『文化史上より見たる日本の数学』 青空文庫
又支那人の方でも、彼等が天文暦算に秀でた事を認め、清朝の官制にも欽天監監正即ち天文臺長ともいふべきものは、滿一人西洋一人を以て之れに充つることに規定され、殊に康熙帝の如きは西洋の學術に注意し拉丁文字迄に通じて居たといふ話である。
— 狩野直喜 『支那近世の國粹主義』 青空文庫
併し當時の支那人が、西洋の文明に對する考へは、唯彼等が天文暦算等の技藝に秀でゝ居るから、其長處だけを利用するといふ位のことで、勿論西洋の文明が自國の文明より同等若しくは其以上のものであるなどいふ考は持たなかつた。
— 狩野直喜 『支那近世の國粹主義』 青空文庫