蒸気ポンプ
じょうきポンプ
名詞
標準
steam pump (esp. on a fire engine)
文例 · 用例
消防も半鐘をたたいたので、近くの町や村々の消防や蒸気ポンプがわれもわれもと駈け付けましたが、何しろ騒ぎが大きいのと、どこの往来も人で一パイなので近寄ることが出来ません。
— 夢野久作 『豚吉とヒョロ子』 青空文庫
真夜中――二時頃にけたゝましく警察のサイレンが鳴りだした、蒸気ポンプの疾走する音も聞える、火事だらうと思つたが(小郡としては珍らしい)、労れてゐるので起きて見る元気もなく、そのまゝ睡りつゞけた。
— 種田山頭火 『其中日記』 青空文庫
この山田氏の痛撃の後に仮名遣改定案を罵らむと欲す、誰か又蒸気ポンプの至れる後、龍吐水を持ち出すの歎なきを得むや。
— 芥川龍之介 『文部省の仮名遣改定案について』 青空文庫
八 そのころ東京には火事がしばしばあって、今のように蒸気ポンプの音を聞いて火事を想像するのとは違い、三つ番でも鳴るときなどは、家のまえを走ってゆく群衆の数だけでもたいしたものであった。
— 斎藤茂吉 『三筋町界隈』 青空文庫
蒸気ポンプの轍が、あちらの広い通りを横の方へ曲がったようです。
— 小川未明 『火事』 青空文庫
続いて、遠く近く、蒸気ポンプの警笛が長く尾を曳いて、無気味な混乱を想像させた。
— 岸田國士 『花問答』 青空文庫
蒸気ポンプが引上げて行くらしい、大通りの物音から、次第に二人は遠ざかつた。
— 岸田國士 『花問答』 青空文庫
村中は大へんなさわぎで、アントワープからは、雪を蹴立てて、蒸気ポンプがかけつけて来ました。
— A DOG OF FLANDERS 『フランダースの犬』 青空文庫
作例 · 標準
かつての消防隊は、蒸気ポンプを搭載した馬車を走らせて火災現場へと急行した。
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蒸気ポンプの圧倒的な排水能力により、浸水した鉱山の復旧作業が飛躍的に進んだ。
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古い工場の片隅で、今も現役で動いている重厚な鉄製の蒸気ポンプを見つけた。
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