眺め回す
ながめまわす
動詞-五段-サ行動詞-他動詞
標準
to look around
文例 · 用例
そして、怪訝そうな目で周りの群衆を眺め回すだけであった。
— 佐左木俊郎 『街頭の偽映鏡』 青空文庫
地主のマクシーモフは、六十くらいの男であったが、さっさと歩くというよりは、横っちょに駆け出すようにしながら、身震いの出るような、ほとんど名状しがたい好奇心をもって、一行を眺め回すのであった。
— 上 『カラマゾフの兄弟』 青空文庫
「……」 巨人ハルクは、一語も発しないで、近づいてくる船員のかおをじろりじろりとながめまわす。
— 海野十三 『火薬船』 青空文庫
ウラル丸の船員といわず船客といわずみんないいあわしたようにほっとため息をついて、なに一つこわれたところのない船体をふしぎそうにながめまわすのであった。
— 海野十三 『人造人間エフ氏』 青空文庫
この鳥は、そのうえをとびかけりながめまわす波の、空の兄弟であり、空気をはらんだ完全な形のそのつばさは、海の上の育ち切らない、幼い水のつばさに相応するものである。
— WALDEN, OR LIFE IN THE WOODS 『森の生活――ウォールデン――』 青空文庫
今まで低くたれていた首を、ムクムクともたげて、顔いちめんの無精ひげの中から、するどい目を光らせて、目の前の明智探偵の家を、ジロジロとながめまわすのです。
— 江戸川乱歩 『怪人二十面相』 青空文庫
と聞いておどろいた熊蔵や、張合いぬけのした若侍たちが、半信半疑の目をさまよわせて、どこへ逃げたのかと明け方にちかい八方の天地をながめまわすと――。
— 吉川英治 『神州天馬侠』 青空文庫
作例 · 標準
初めて訪れた街で、彼は興味津々に周囲を眺め回した。
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博物館の展示品を、一つ一つじっくりと眺め回す。
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迷子になった子供は、不安そうに辺りを眺め回していた。
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