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垂らし

たらし
名詞頻度ランク #23968 · 青空 0
1
標準
dripping
文例 · 用例
ざまあ見やがれ、鼻血なんぞだらしなく垂らしやがって―― 私は、本船から、艀から、桟橋から、ここまでの間で、正直の処全く足を痛めてしまった。
葉山嘉樹 浚渫船 青空文庫
勿論鼻汁を垂らしているのもある。
寺田寅彦 静岡地震被害見学記 青空文庫
「わたくしが、物ごころついた時分からでも、この大地の上に、四たびほど、それはそれは永く冷たい歳月と、永く暖かい歳月が、代る代る見舞うたのでありました」 冷たい時期の間は、鈍く寒い大気の中に、ありとあらゆるものは、端という端、尖という尖から、氷柱を涙のように垂らして黙り込んでいた。
岡本かの子 富士 青空文庫
恰幅のよい長身に両手をだらりと垂らし、投出して行くような足取りで、一つところを何度も廻り返す。
岡本かの子 老妓抄 青空文庫
三筋の糸を垂直に場面の上から下まで描き、その側に三筋の柳の枝を垂らし、糸の下部に三味線の撥を添え、柳の枝には桜の花を三つばかり交えた模様を見たことがある。
九鬼周造 「いき」の構造 青空文庫
記者がこの器械の事を近着の科学雑誌で読んだ後、場末の町を散歩していたら、とある米屋の店先で小僧がズックの袋に豆かなにか入れたのを一生懸命汗を垂らして振っていた。
寺田寅彦 話の種 青空文庫
手はそのまま垂らしても好い。
ライネル・マリア・リルケ Rainer Maria Rilke 家常茶飯 青空文庫
大島のかさねを黒いコートでつつんで、リスの毛皮を左乳に垂らした、頬紅をささない蒼白な厚化粧の女が、いつも一点をみつめ前後の気配を感ずる都会の女の乗った車が、中央九番街のクロス・ワード模様の東洋銀行のまえで停止すると、彼女のフェルトの草履が石畳を踏んで衣服の黒い裾裏が地上を流れる風にはねかえった。
吉行エイスケ 女百貨店 青空文庫
作例 · 標準
絵の具の垂らし技法で、独特の模様が生まれた。
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コーヒーの垂らし跡がテーブルに残ってしまった。
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雨上がりの木の葉から、水の垂らし音が聞こえた。
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