野蛮国
やばんこく
名詞
標準
uncivilized country
文例 · 用例
「支那も昔は聖賢の教ありつる国」で、孔孟の生れた中華であったが、今は暴逆無道の野蛮国であるから、よろしく膺懲すべしという歌が流行った。
— 萩原朔太郎 『日清戦争異聞(原田重吉の夢)』 青空文庫
我々日本犬は高時殿以降屡々角闘を奨励され、早くから田猟にも用ひられたから他の野蛮国の産とは違つて、躰格も立派なら性質も怜悧で、殊に勇気があつて力|勝れ、喧嘩と狩猟に極めて名人である。
— 内田魯庵 『犬物語』 青空文庫
それ故に露西亜人の眼から見て野蛮国たる日本に露西亜が負けたのは英人がブアに負けたのと同様、啻に露西亜一国の不名誉ばかりじゃない、世界の文明国の前途のための由々しき一大事である。
— 内田魯庵 『二葉亭四迷の一生』 青空文庫
桃の芽のふけしを忘る雛祭 上海からシンガポールまで随分長いと思うが、この間ほとんど野蛮国である。
— 横光利一 『欧洲紀行』 青空文庫
実際僕はヨーロッパへ来たと言うよりもむしろ、どこかの野蛮国へ行ったような気がした。
— 大杉栄 『日本脱出記』 青空文庫
西洋の野蛮国たるロシアでは、「乞食と囚人とは馬鹿にするな、いつそれが誰の運命になろうものでもない」というような意味の諺があって、囚人が送らるる時なぞには、百姓の婆さんや娘さん達が争って出て来て、牛乳やパンや時とすると銅貨までも施してくれる。
— 大杉栄 『続獄中記』 青空文庫
五十年まえまでは野蛮国だったんですって?
— 黄と白の群像 『踊る地平線』 青空文庫
西洋人は、日本が平和な文芸にふけっていた間は、野蛮国と見なしていたものである。
— 茶の本 『茶の本』 青空文庫
作例 · 標準
かつては野蛮国と呼ばれた国も、今では急速な発展を遂げている。
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その探検家は、未知の野蛮国へ足を踏み入れた。
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「世界にはまだ野蛮国と呼ばれる地域があるのだろうか?」と彼は疑問に思った。
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