間眠
かんみん
名詞
標準
文例 · 用例
彼らが五時間眠っている間に、海は凪いだ。
— 葉山嘉樹 『海に生くる人々』 青空文庫
昼間眠られるようになってから夜中によく縁側で騒ぎだした。
— 寺田寅彦 『ねずみと猫』 青空文庫
信州における自分というものが、東京の自分のほかにもう一つあって、それがこの一年の間眠っていて、それが今ひょっくり目をさましたのだというような気がするのであった。
— 寺田寅彦 『あひると猿』 青空文庫
英国の空想小説家は何百年間眠り続けた後に目をさました男の体験を描いているうちにその時代のライブラリーの事を述べている。
— 寺田寅彦 『読書の今昔』 青空文庫
たしか十四時間眠つて、跡で十二時間吐き続けました。
— DAT FLEESCH 『尼』 青空文庫
愈々街道十曲峠といふ峠一つで美濃になるといふ所に、木曾川へ落ち込む流れがある、日はくが如き石の上へ引き延して、大巖の蔭へござを敷いて、洗濯物の乾く間眠つた。
— 長塚節 『旅行に就いて』 青空文庫
前の晩に全然眠れなかつた日より、なまじ一・二時間眠れた次の日の方が眠いのである。
— 中島敦 『かめれおん日記』 青空文庫
二時間眠りて、頭やや軽き心地す。
— 森鴎外 『みちの記』 青空文庫