四畳半
よじょうはん
名詞頻度ランク #42632 · 青空 0 例
標準
four and a half tatami mats
文例 · 用例
四畳半の真ん中に卓を一つ置いて、原稿紙を前に坐つてゐた。
— 中原中也 『思ひ出す牧野信一』 青空文庫
衰へや歯に食ひあてし海苔の砂この秋は何で年よる雲に鳥蝙蝠も出でよ浮世の花に鳥秋近き心の寄や四畳半 こうした句の詩情しているものは、実に純粋のリリシズムであり、心の沁々とした咏嘆である。
— 萩原朔太郎 『郷愁の詩人 与謝蕪村』 青空文庫
泥濘のひどい道に古靴を引きずって役所から帰ると、濡れた服もシャツも脱ぎ捨てて汗をふき、四畳半の中敷に腰をかけて、森の葉末、庭の苔の底までもとしみ入る雨の音を聞くのが先ず嬉しい。
— 寺田寅彦 『やもり物語』 青空文庫
一日何もしないで煙草ばかり吹かして寝たり起きたり四畳半に転がっている事もあれば、朝から出かけて夜の二時頃まで帰らぬ事がある。
— 寺田寅彦 『まじょりか皿』 青空文庫
四畳半と覚しき間の中央に床をのべて糸のように痩せ細った身体を横たえて時々|咳が出ると枕上の白木の箱の蓋を取っては吐き込んでいる。
— 寺田寅彦 『根岸庵を訪う記』 青空文庫
彼女は茶の間の四畳半と工房が座敷の中に仕切って拵えてある十二畳の客座敷との襖を開けると、そこの敷居の上に立った。
— 岡本かの子 『老妓抄』 青空文庫
「四畳半の小座しきの、縁の障子」は他の一切との縁を断って二元の超越的存在に「意気なしんねこ四畳半」を場所として提供する。
— 九鬼周造 『「いき」の構造』 青空文庫
すなわち茶屋の座敷としては「四畳半」が典型的と考えられ、この典型からあまり遠ざからないことが要求される。
— 九鬼周造 『「いき」の構造』 青空文庫
標準
small room esp. for assignations
ウィキペディア
四畳半(よじょうはん)は、日本における畳を単位とする広さのひとつで、畳4枚半分の広さを指す。また、特に畳4枚半分の広さを持つ部屋の間取りを指す。本項では後者について説明する。
出典: 四畳半 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0