五逆
ごぎゃく
名詞
標準
five cardinal sins (killing one's father, killing one's mother, killing an arhat, shedding the blood of a Buddha, causing a schism within the sangha)
文例 · 用例
親鸞 たとい十悪五逆の罪人でも。
— 倉田百三 『出家とその弟子』 青空文庫
「罪は十悪五逆の者。
— 中里介山 『法然行伝』 青空文庫
十方の衆生至心に信楽して、我が極楽浄土に生れんと欲せば、ないし十念せよ、五逆罪と正法を誹謗したものとのほかは、ことごとく往生せしめるという誓願を、阿弥陀如来は持っておられるというのである。
— 喜田貞吉 『賤民概説』 青空文庫
なおその極楽には九品の階級があって、たとい五逆十悪の如き諸の不善の業を具している程のものでも、死ぬる時に善知識に遇うて妙法を聞き、念仏すれば、下品下生の極楽へは生れる事が出来るとさえ説いているのである。
— 喜田貞吉 『賤民概説』 青空文庫
念仏無間、禅天魔、真言亡国、律国賊とは、彼のいわゆる四個の格言であるが、中にも念仏者は正法を誹謗するもので、阿弥陀如来の誓願にも、五逆と正法誹謗者とは除外されているのであるから、彼らは無間地獄へ落ちて、永劫浮ぶ瀬はないというのである。
— 喜田貞吉 『賤民概説』 青空文庫
五逆罪の一つじゃぞ!
— 国枝史郎 『蔦葛木曽棧』 青空文庫
そうして彼を苦しめたさまざまの欲望、情熱、憎悪などは、「十悪五逆」として仏の前に懺悔せられたのである。
— 和辻哲郎 『日本精神史研究』 青空文庫
もしまだ死ぬ時も来ない親に身をなげさせるのは五逆罪であろう。
— 宮本百合子訳 『「平家物語」ぬきほ(言文一致訳)』 青空文庫
作例 · 標準
仏教では、父を殺したり僧団を乱したりする行為を「五逆」として最も重い罪と説く。
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五逆を犯した者は、死後に必ず無間地獄に落ちると信じられ、恐れられていた。
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古い寺院の壁画に、五逆の罪を犯した者が受ける報いが生々しく描かれていた。
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標準
crime of killing one's master, father, grandfather, mother, or grandmother
作例 · 標準
古代の律令制において、尊属への殺害などは五逆として厳しく処罰の対象となった。
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国家の秩序を揺るがす重大な犯罪として、五逆には最も重い刑罰が科された。
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恩ある主君や親を裏切る行為は、五逆として社会的に激しく非難された。
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