中間
ちゅうげん
名詞名詞-の形容詞頻度ランク #2730 · 青空 2001 例
標準
samurai's attendant
文例 · 用例
その中間はすつかりの空虚であつた。
— 中原中也 『思ひ出す牧野信一』 青空文庫
然しその海の上にも星変り、月変つて、――と茲で、私の目は漸く海を去つて、なんだか海と空との中間の奥といつた感じの方角に、過ぎ逝ける諸世紀が、黒光りする中世の武具の色をして、堵をなして潜んでゐるやうに感じられる。
— ――人と海―― 『海の詩』 青空文庫
彼は単なる冷酷漢で、それゆゑ却て平和の中ではやさしい人とみえる、或時は自分をディアボリストかなと思つたりして満足してみる、かのお仁好しと天才との中間にある、得態の知れない輩なのである。
— 中原中也 『我が生活』 青空文庫
たゞ彼女は、彼等のともすれば冷化さうな竹山仕打組の中間勢力を保たせるために必要な女として、最早解雇されて十日近くになるのに、未だにみんなに揉み廻されて日を送つてゐるのである。
— ――飜弄さる 『蜻蛉』 青空文庫
明るいといふでもなく、暗いといふでもなく、言はばその明暗の中間が伊香保の気分であらう。
— 萩原朔太郎 『石段上りの街』 青空文庫
日本の大学でもこうした講義がいちばん必要であろうと思われたが少なくも自分等の学生時代には高等学校と大学のコースの中間にこういうコースが抜けていたような気がする。
— 寺田寅彦 『ベルリン大学(1909-1910)』 青空文庫
日は未だ昇らない、夜中に高かった銀の月は、槍ヶ岳と穂高山の中間に、淡くかかっている、その脚下の鉄壁の雪田のみが、やはり白い。
— 小島烏水 『奥常念岳の絶巓に立つ記』 青空文庫
かがり火は、薪木の性と見え、時折、ぷちぱちと撥ね、不平そうに火勢をよじりうねらすが、寂莫たる天地は何の攪き乱さるる様子もなく、天地創ってこのかた、たそがれちょうものの待つ、それは眠るにも非ず覚めたるにも非ざる中間に於て悠久なるものを情緒に於て捉えようとするかれ持前の思惟の仕方を続けている。
— 岡本かの子 『富士』 青空文庫
作例 · 標準
戦国時代の武士には、身の回りの世話をする中間が付き従っていました。
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中間は、主君の命を受けて様々な雑務をこなしました。
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「あの中間、主君の命を帯びて急いでいるようだ。」
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出典: 中間 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0