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田舎大尽

いなかだいじん
名詞
1
標準
provincial (country) millionaire
文例 · 用例
稀には場末の色町らしい処で笠の中を覗き込んで馬糞女郎や安|芸妓たちにムゴがられて、思わず収入に有付いたり、そんな女どもの取なしで田舎大尽に酒肴を御馳走され、一二番の戯れ小唄の御褒美に小袖、穿物、手拭なぞ貰うて帰る事もあり。
夢野久作 名娼満月 青空文庫
その隙に司を田舎大尽が受け出した。
森鴎外 渋江抽斎 青空文庫
‥‥そこへ、田舎大尽風に狐の毛皮をふかふかつけたコートを着て、蒼ざめた顔色のお粒が這入つて来た。
林芙美子 「リラ」の女達 青空文庫
コン吉とタヌが薔薇の木の花棚の下で待っていると、目もはるかな荘園に続く大きな木柵をあけて、皮の脚絆をはき、太い金鎖をチョッキの胸にからませた夕月のように赤い丸い顔をした田舎大尽風の老人がのっしのっしと現われて来た。
乱視の奈翁 ――アルル牛角力の巻―― ノンシャラン道中記 青空文庫
その隣家へ、彼の妻がそれの詫びに行つたところが、円滑な言葉といふものを学ばなかつた田舎大尽の老細君は、案外な不機嫌であつた。
或は病める薔薇 田園の憂欝 青空文庫
作例 · 標準
彼は先祖代々の土地を売って大金を手にした、いわゆる田舎大尽だ。
幻辭AI · gemini-2.5-pro
祭りの費用は、全部あの田舎大尽がぽんと出してくれたらしい。
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いくら金を持っていても、彼の振る舞いは品のない田舎大尽そのものだ。
幻辭AI · gemini-2.5-pro