封建主義
ほうけんしゅぎ
名詞
標準
feudalism
文例 · 用例
自然主義文学が、資本主義的生産関係を反映し、あるがまゝに現実を描こうと企図したのに対して、この写生派、余裕派、低徊派等は支配階級の中に根強く巣喰っている封建主義を多分に反映して逃避的唯美的傾向に走っていた。
— 黒島傳治 『明治の戦争文学』 青空文庫
封建主義から資本主義への過渡期の社会には一部の文学が自由主義的となり、資本主義から社会主義への過渡期には一部の文学が社会主義的となるといふ言ひ表はしかたは、単に現象形態だけに視野を局限した者の言ひ現はしかたであつて、間違ひとはいへないまでも甚だ不完全な言ひ表はしかたである。
— 平林初之輔 『文学の本質について(二)』 青空文庫
軍国主義や封建主義の払拭は、一抹の残滓をも残さざらんことが望まれるばかりである。
— 豊島与志雄 『或る日の対話』 青空文庫
軍国主義、官僚主義、封建主義、利潤主義、すべてそれらの貪欲な独善的なものが、相次いで倒壊されつつある。
— 豊島与志雄 『文学精神は言う』 青空文庫
封建主義、階級意識、官尊民卑思想、其他いろいろな言葉で表現されるこの上下の組織は、つまり権力の上に成立していた。
— 豊島与志雄 『新たな世界主義』 青空文庫
旦那さまだからと、そういう考えが、封建主義の残りものだ。
— 豊島与志雄 『死因の疑問』 青空文庫
旦那さまだったらという忍従の考え、それはまさしく封建主義的なものの残滓でしょう。
— 豊島与志雄 『死因の疑問』 青空文庫
金銭の初心者は人にタダで働かせて自分だけ儲けたがるものだが、こいつは金銭の封建主義といふ奴で、奴隷相手の殿様ぢやアあるまいし、現代には孤立して儲けるなんて絶対主義は成りたゝない。
— 坂口安吾 『金銭無情』 青空文庫
作例 · 標準
市民革命によって王政が打倒され、長きにわたって民衆を苦しめてきた封建主義の体制は完全に崩壊した。
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上司の命令には絶対服従という、この会社の時代遅れの封建主義的な社風にはもう耐えられない。
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啓蒙思想家たちは、人間の理性と平等を説き、当時の社会を支配していた封建主義を激しく批判した。
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ウィキペディア
封建主義(ほうけんしゅぎ)とは、封土(収穫をうむような領土で、褒美や収入として臣下・家来に与えるもの)を与えたり受け取ったりすることによって成立する主人と臣下(家来)の関係。また、そうした関係が社会の基本とする考え方・主張。 英語のfeudalismの訳語として、(封建制という訳語の代わりに)用いられることもある。→封建制も参照。
出典: 封建主義 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0