好局
こうきょく
名詞
標準
文例 · 用例
黒は置き石を生かして白を圧迫し、黒に充分の碁ですが、隅の黒石に平凡な死に筋があるのを見落して、せっかくの好局を負けにしたのでした」 千代はこう答えて、目にアリアリと黒の見落した筋を思い浮べた。
— その七 石の下 『明治開化 安吾捕物』 青空文庫
天才といえば相手も天才、クラスのちがう大強豪とはじめて公式に顔があって若い木戸の勝つはずもあるまいが、津雲が苦戦すればお慰みと、新聞社では特にこの一局をとりあげて好局ができれば記事にするつもりであった。
— 坂口安吾 『桂馬の幻想』 青空文庫