平炉
ひらろ異読 へいろ
名詞
標準
open-hearth furnace
文例 · 用例
鎔鉱炉、平炉から流れ出すドロドロの鉄の火の滝。
— 夢野久作 『オンチ』 青空文庫
第一製鋼工場の平炉は今しも、底の方に沈んでいる最極上の鋼鉄の流れを放流しつくして、不純な鉱石混りの、俗に「※」と称するドロドロの火の流れを、工場裏の真暗い広場に惜し気もなく流し捨てている。
— 夢野久作 『オンチ』 青空文庫
暗黒の底に水飴のように流れ拡がる夥しい平炉の白熱鉱流は、広場の平面に落ち散っている紙屑、藁屑、鋸屑、塗料、油脂の類を片端から燃やしつつグングンと流れ拡がって行く。
— 夢野久作 『オンチ』 青空文庫
その序にニッコリと笑って平炉の広い板張のデッキへ帰りかけたが、そのニコニコ笑が突然に、金縁眼鏡の下で氷り付いてしまった。
— 夢野久作 『オンチ』 青空文庫
その時に誰かわからない真黒い影が、突然に平炉の蔭から飛出して来た。
— 夢野久作 『オンチ』 青空文庫
作例 · 標準
かつて製鉄所の主力だった平炉も、現在ではより効率的な転炉に取って代わられた。
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工場の見学ツアーで、巨大な平炉から真っ赤に溶けた鉄が流れ出す様子を見学した。
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平炉製鋼法は、大量のスクラップを原料として利用できるという利点があった。
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