立ち聞き
たちぎき
名詞動詞-サ変動詞-他動詞
標準
eavesdropping
文例 · 用例
心中者の二人が死ぬ前に話し合った言葉などがさもそばで速記者が立ち聞きでもしていたかのように記録されていたりしたものである。
— 寺田寅彦 『ジャーナリズム雑感』 青空文庫
あの人よく立ち聞きする人ですもの。
— 岡本かの子 『鶴は病みき』 青空文庫
そしてそこへ、牢屋から罪人の話し声がつたわって来るような仕かけをさせて、いつもそこへ這入ってじいっと罪人たちの言ってることを立ち聞きしていました。
— 鈴木三重吉 『デイモンとピシアス』 青空文庫
それであくる晩はまたちがつた三人のものを立ち聞きにやりますと、イドリスはやはりくるみを一つわりながら、「あゝァ、四十の三つか。
— 鈴木三重吉 『ダマスカスの賢者』 青空文庫
―――――――――――――――― 平野町のおばあ様が来て、恐ろしい話をするのを姉娘のいちが立ち聞きをした晩の事である。
— 森鴎外 『最後の一句』 青空文庫
そうすると立ち聞きした言葉のほとんどともまったく噛み合わないわけでもなくなる。
— THE CROOKED MAN 『曲れる者』 青空文庫
むこうは笠を傾けて挨拶もせずに行き過ぎたが、たしかにその人らしかったと家へ帰ってから何心なくしゃべっていたのを、禿の八千代が立ち聞きして、それを八橋に訴えた。
— 岡本綺堂 『籠釣瓶』 青空文庫
もし倭文子が、ちょっとでも京子の言葉を立ち聞きしたならば、彼女はきっと身震いをして、自分から離れ去るだろう。
— 菊池寛 『第二の接吻』 青空文庫
作例 · 標準
廊下で誰かが立ち聞きをしている気配がしたので、私は急に話を止めた。
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重大な秘密を立ち聞きしてしまい、誰にも言えない重圧に押しつぶされそうだ。
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立ち聞きは趣味が悪いと言われそうだが、どうしても内容が気になって耳を澄ませた。
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