筆屋
ふでや
名詞
標準
brushmaker (calligraphy)
文例 · 用例
吹屋の姐さんは吃驚した半身を店から出せば、筆屋の老翁は二三歩往來へ進み出て、共に引き行く人浪の趾を見送る事、少時焉たり。
— 萩原朔太郎 『二十三夜』 青空文庫
安二郎の隣に万年筆屋が住んでいた。
— 織田作之助 『青春の逆説』 青空文庫
一間間口の小さな家だったが、代々着物のしみ抜き屋だったが、中学校を出たそこの息子の代になると、万年筆屋の修繕兼小売屋へハイカラ振って商売替えすることになり、安二郎にその資本三百円の借用を申し込んだ。
— 織田作之助 『青春の逆説』 青空文庫
万年筆屋が銭湯へ呶鳴り込んで来たが、安二郎は、「あんた、人の金ただ借りれると思たはりまんのか」と頭にのせた手拭をとってもう一つ小さく畳むと、また頭の上にのせた。
— 織田作之助 『青春の逆説』 青空文庫
その晩万年筆屋は立ち退いた。
— 織田作之助 『青春の逆説』 青空文庫
いつかあなたに『筆屋の娘』のお話をしたことがありましょう。
— 少年少女の死 『半七捕物帳』 青空文庫
かれがその山師の家に寄寓してゐる頃には、殆ど毎夜のやうに吉原に行き、それでも満足が出来ないで、附近の筆屋の娘と関係を結んで、これが、後には長野まで追かけて行つたといふことであつた。
— 田山録弥 『田舎からの手紙』 青空文庫
五体満足な男一匹が女や腰抜の所為をして筆屋の御奉公をして腐れ死をして了つては国家に対する義務が済むまい。
— 内田魯庵 『貧書生』 青空文庫
作例 · 標準
京都にある老舗の筆屋で、職人が丹精込めて作った最高級の羊毛筆を購入した。
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書道教室の先生に勧められた筆屋に行き、初心者向けの使いやすい筆を選んでもらった。
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筆屋の店頭には、細筆から特大の太筆まで数え切れないほどの種類が並んでいた。
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