那箇
那箇
名詞
標準
文例 · 用例
一ツの工事に二人の番匠、此にも為せたし彼にも為せたし、那箇にせんと上人も流石これには迷はれける。
— 幸田露伴 『五重塔』 青空文庫
王らはまた答へ得ざりしが彼大臣はまた父に教へられて、木を水中に投げ入れつ、浮きたる方こそ樹末なれ、根の方は木理つみて自然と重ければ下に沈むなりと答へけるに、天神はまた同じやうなる牝馬二匹を指して、那箇が母か那箇が子か、と詰り問ひぬ。
— 幸田露伴 『印度の古話』 青空文庫
東京の人か」「はい、日本橋の方のお方で御座りやす」「それぢや商人か」「私能く知りやせん」「どうだ、お前達と懇意にして話をするか」「そりやなさりやす」「俺と那箇が為る」「旦那様とですけ?
— 尾崎紅葉 『金色夜叉』 青空文庫
」「それぢや余り差はんぢやないか」「あんな奴は那箇だつて可いんでさ。
— 尾崎紅葉 『金色夜叉』 青空文庫
さうですね、それは那箇かが非い事も有りませう。
— 尾崎紅葉 『金色夜叉』 青空文庫