大本山
だいほんざん
名詞
標準
head temple of a Buddhist sect
文例 · 用例
佛教が道教と相敵視して相攻撃するに至つた時、佛教者の標的となつたものは正一派であつたのを見ても、それが道教の大本山であることは明知せらるゝのである。
— 幸田露伴 『道教に就いて』 青空文庫
祐天顕誉上人(浄土宗大本山増上寺三六世法主)の資質は愚鈍であった。
— 幸田露伴 『努力論(現代訳)』 青空文庫
京都の知恩寺といへば、断わる迄もなく浄土宗の大本山である。
— 大正六(一九一七)年 『茶話』 青空文庫
レイテ戦は総敗北、海軍の大本山、戦艦大和も撃沈された風説が流れていた。
— 横光利一 『微笑』 青空文庫
見覚えの怪獣や尖塔、廻廊やステンドグラス、側壁やキリストの彫像など、大きく引き伸ばされた鮮明な姿で、一瞬カソリックの大本山の実物が矢代の頭の中に氾濫した。
— 横光利一 『旅愁』 青空文庫
そして、それはまた同時に彼女を虐めることとはいえ、それ以上に苦しいことには、この夜はカソリックの大本山のノートル・ダムを写した塩野の写真展の祝賀会であってみれば、むしろ千鶴子より塩野の祝賀の宴を強く射る失礼な結果となっていることに気がついて不用意な失言を、そのまま続ける勇気が出ず突然彼は口を閉じた。
— 横光利一 『旅愁』 青空文庫
大本山と呼ばれる様な大きな禅院では毎早朝一山の僧侶総出の勤行があり、さうして大抵は大般若経転読の行持も一枚挾まる様だ。
— 平野萬里 『晶子鑑賞』 青空文庫
羅馬の大本山、リスポアの港、羅面琴の音、巴旦杏の味、「御主、わがアニマ(霊魂)の鏡」の歌――そう云う思い出はいつのまにか、この紅毛の沙門の心へ、懐郷の悲しみを運んで来た。
— 芥川龍之介 『神神の微笑』 青空文庫
作例 · 標準
この寺院は宗派の大本山として、全国から多くの参拝者が訪れる。
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修行僧たちは大本山での厳しい修行を終え、各地の寺へと戻っていった。
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大本山の境内には、歴史的に価値の高い建築物が数多く残されている。
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