ねじ向ける
ねじむける
動詞-一段動詞-他動詞
標準
to twist
文例 · 用例
はじめはいっこうに気づかないようであるが九十度以上も回転すると何かしら異常を感じるらしく、つかまっている足を動かしてからだをねじ向ける。
— 寺田寅彦 『三斜晶系』 青空文庫
それをわれわれの意識の表層だけに組み立てた浅はかな理論や、人からの入れ知恵にこだわって無理に押えつけねじ向ける必要はないように思われる。
— 寺田寅彦 『読書の今昔』 青空文庫
猫はあきらめてあまりもがきもしなかったが、前足だけ出してやると、もう逃げよう逃げようとして首をねじ向けるのであった。
— 寺田寅彦 『ねずみと猫』 青空文庫
左右に体をねじ向けることはなさそうでした。
— ――近代説話―― 『旅だち』 青空文庫
「外じゃねえが、――手前もいつまでも独りじゃあるめえ、いい加減にして世帯を持つ気になっちゃどうだ」 平次は二三服立て続けに吸った煙管をポンと投り出して、八五郎の方へ心持ち身体をねじ向けるのでした。
— 縁結び 『銭形平次捕物控』 青空文庫
そして、長持に突っこんだ顔を、そっと父の方にねじ向けるのだった。
— 第一部 『次郎物語』 青空文庫
避けようと努力している方角へ、強力な運命の軛が、二人をねじ向ける。
— 火野葦平 『花と龍』 青空文庫
お千絵殿の行くえはこのほうより、むしろそこもとのほうが百も二百もご承知あっていい筈だが……」 逆に言葉の鉾先をねじ向けると、「と、とんでもない!
— 江戸の巻 『鳴門秘帖』 青空文庫
作例 · 標準
強風で傘がねじ向けられてしまい、壊れてしまった。
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車のハンドルを急にねじ向けて、間一髪で事故を回避した。
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怒った彼は、相手から顔をねじ向けて何も話そうとしなかった。
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