縦横自在
じゅうおうじざい
名詞形容動詞
標準
freely
文例 · 用例
つまり事実、または自己の経験してきたと同じやうな的確さを以て、更に言ひ換へれば、『自然』と同じやうな複雑さや単純さを以て、縦横自在に、別天地をつくつて行くと好いのだけれども、何うもそれが容易なことでは出来ないのである。
— 田山録弥 『小説への二つの道』 青空文庫
沖から寄せた大きなうねりはその岩礁という岩礁、岩壁という岩壁に青く寄せ白く砕け縦横自在に荒狂っているのである。
— 若山牧水 『みなかみ紀行』 青空文庫
海といふ大きい恋人の胞の上を、縦横自在に駛け廻るんだからね。
— 石川啄木 『漂泊』 青空文庫
其れで他の文士諸君の作は如何かと、紅葉、風葉、天外其の他二三の人の作を読んで見たが、何の人も/\、縦横自在の筆を以て、巧みに明治現代の生活を描いて居らるゝ、中にも風葉氏の青春を読んで、大に感服した。
— 二葉亭四迷 『未亡人と人道問題』 青空文庫
縦横自在にして法度にかかわらず、しかも俗気なきこと俳画に同じ。
— 正岡子規 『俳人蕪村』 青空文庫
青々の句はしっかりして居って或点で縦横自在であるが、時としてあまり自己の好む処に偏してへんてこな句を選みどうかすると極めて初心なる句を誤認して、極めて老成なる句となすような事がないでもない。
— 正岡子規 『病牀苦語』 青空文庫
ロマンティシズムの精神において、では作家は縦横自在であり得るかといえば、現実にはその天地にも埒があって、ロマンティシズムの方向もほぼ見とおされる。
— 宮本百合子 『作家と時代意識』 青空文庫
蘆雪らの筆|縦横自在なれどもかへつてこの趣致を存せざるが如し。
— 正岡子規 『病牀六尺』 青空文庫
作例 · 標準
彼は複数の言語を縦横自在に操る。
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この新しいツールを使えば、データを縦横自在に分析できる。
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舞台の上で、役者は縦横自在に動き回っていた。
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