膝組み
ひざぐみ
名詞
標準
文例 · 用例
一升徳利の転がったを枕にして、投足の片膝組みの仰向けで、酒の酔を陰に沈めて、天井を睨んでいたのが、むっくり、がばと起きると、どたりと凭掛ったまま、窓下の机をハタと打った。
— 泉鏡花 『薄紅梅』 青空文庫
何分たのむ」 半七は、八丁堀同心室積藤四郎の屋敷へ呼び付けられて、膝組みで頼まれた。
— 張子の虎 『半七捕物帳』 青空文庫
薄ぼんやりしている倉田屋の妹娘を引っ張り出して、あたまから嚇かして詮議すれば何もかも判ることだが、そんなことはしたくねえから、それでこうして膝組みでおまえさんに訊くんだ。
— 半七先生 『半七捕物帳』 青空文庫
これからは師匠と膝組みで話をしなければならねえ。
— 岡本綺堂 『勘平の死』 青空文庫
濡れた着物の裾をひらいて膝組みをして座った。
— ――獄中手記―― 『何が私をこうさせたか』 青空文庫
と云うのはこの人は将軍家の遠縁、元の老中の筆頭の、松平右近将監武元卿の庶子で、英俊で豪邁な人物で、隠れた社会政策家で、博徒や無頼漢や盗賊の群をさえ、手下にして使用するかと思うと、御三家や御三卿のご連枝方と、膝組みで話をすることだって出来る――そういう人物であるのだからな。
— 国枝史郎 『十二神貝十郎手柄話』 青空文庫
そうして穏しくお茶でも飲み、膝組みで談合するがいい。
— 国枝史郎 『任侠二刀流』 青空文庫
穏しく膝組みで話し合ってね。
— 国枝史郎 『任侠二刀流』 青空文庫