金胎
きんたい
名詞
標準
unglazed metallic lacquerware
文例 · 用例
金胎両部なぞの教えになると、実際ひどい。
— 第一部上 『夜明け前』 青空文庫
ここは全く金胎両部の霊場である。
— 第一部上 『夜明け前』 青空文庫
そして、もう一度彼が大平峠を越して帰って行こうとするころには、気の早い一部の同門の人たちが本地垂跡の説や金胎両部の打破を叫び、すでにすでに祖先葬祭の改革に着手するのを見た。
— 第一部下 『夜明け前』 青空文庫
ひとまず……と、さして出たのは、甲賀ざかいの和束ノ里、鷲峯山金胎寺だった。
— 帝獄帖 『私本太平記』 青空文庫
こうして、翌二十七日は、金胎寺へ入られたが、「はて。
— 帝獄帖 『私本太平記』 青空文庫
またさきに、石山寺へ落ちられた両宮にしても、「天皇は奈良にも御座あたたまらず、即日、金胎寺を経て、笠置へ向かわせられた」 という情報をえたのは、たぶん次の日ごろであるまいか。
— 帝獄帖 『私本太平記』 青空文庫
千早、赤坂のほか、国見、猫背山、金胎寺などの峰々でも、同時の砦工事が急がれていたのである。
— 世の辻の帖 『私本太平記』 青空文庫
七十三 神尾主膳はこうして、池の端のきんたいえんの傍を通ると、書画会の崩れらしいのら者が、三々五々と帰って行くのを認めました。
— 不破の関の巻 『大菩薩峠』 青空文庫