諸官
しょかん
名詞
標準
文例 · 用例
燕王|位に即きて、諸官員の職を抛って遯去りし者の官籍を削る。
— 幸田露伴 『運命』 青空文庫
供奉諸官、及び学校諸員はもとより若崎のあの夜の心の叫びを知ろうようは無かった。
— 幸田露伴 『鵞鳥』 青空文庫
産婦の宮への御|粥、五十組の弁当、参会した諸官吏への饗応の酒肴、六条院に奉仕する人々、院の庁の役人、その他にまでも差等のあるお料理を交付された。
— 柏木 『源氏物語』 青空文庫
死んだ夫の米吉は故郷仙臺から早く北海道に渡り、札幌に住んで、諸官廳や學校に出入りしてかなり手廣く諸工事を請負つてゐた。
— 島木健作 『第一義の道』 青空文庫
藩庁御制度御変革諸官員御減省に付而者、御家政向も右に准じ御減省、且御家禄之内御減数之儀も有之、依而免職被仰付。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
総裁宮以下の諸官に一礼した箕浦は、世話役の出す白木の四方を引き寄せて、短刀を右手に取った。
— 森鴎外 『堺事件』 青空文庫
新聞記者をして居たとき、諸官署などの大きい建物の階段を駈け上ると、目ざす人の部屋へ通されても、息がはずんで、急には話を切り出すことが、出来ないことなどもあった。
— 菊池寛 『マスク』 青空文庫
諸官兵士日夜これを警衛す、裁判不服の者と裁判を得ざる者、その太鼓を鳴らせば法官|躊躇せずその愁訴を聴き公平に判決す。
— 鶏に関する伝説 『十二支考』 青空文庫