花見の宴
はなみのうたげ
表現名詞
標準
cherry blossom viewing party
文例 · 用例
婦人連は一勢に元禄模様の振袖を着て手踊りを催したり、酒のお酌を仕廻つたりして賑やかな花見の宴を催す有様は、人々に現世の憂さを忘れしめ、さながら遠く物語の時代に遊ぶ思ひを抱かしめるといふ専らの評判で、海棠屋敷の花見の宴といへば村々の人々から指折り数へて待ち焦れられたお祭りであつた。
— 牧野信一 『夜の奇蹟』 青空文庫
斯んなじめ/\と雨ばかり降り続いてゐる晩だし――これぢや世間に聞える憂ひもなし――ひとつ、海棠屋敷の花見の宴の真似事を仕様ぢやないか――」 池部も一処になつて、「そいつは案外面白いかも知れない。
— 牧野信一 『夜の奇蹟』 青空文庫
久しい間絶へてゐた花見の宴の真似事を今宵催すのであるといふことを、使ひに出た下男から伝へ聞いて、村人はいち早く駆けつけたといふことであつた。
— 牧野信一 『夜の奇蹟』 青空文庫
驕る平家を盛りの櫻に比べてか、散りての後の哀れは思はず、入道相國が花見の宴とて、六十餘州の春を一夕の臺に集めて都西八條の邸宅。
— 高山樗牛 『瀧口入道』 青空文庫
* * * * 西八條の花見の宴に時頼も連りけり。
— 高山樗牛 『瀧口入道』 青空文庫
其方も見つらん、去ぬる春の花見の宴に、一門の面目と稱へられて、舞妓、白拍子にも比すべからん己が優技をば、さも誇り顏に見えしは、親の身の中々に恥かしかりし。
— 高山樗牛 『瀧口入道』 青空文庫
西八條の屋方に花見の宴ありし時、人の勸めに默し難く、舞ひ終る一曲の春鶯囀に、數ならぬ身の端なくも人に知らるゝ身となりては、御室の郷に靜けき春秋を娯しみし身の心惑はるゝ事のみ多かり。
— 高山樗牛 『瀧口入道』 青空文庫
思ひ出せば治承の春、西八條の花見の宴に、櫻かざして青海波を舞ひ給ひし御姿、今尚ほ昨の如く覺ゆるに、脇を勤めし重景さへ同じ落人となりて、都ならぬ高野の夜嵐に、昔の哀れを物語らんとは、怪しきまで奇しき縁なれ。
— 高山樗牛 『瀧口入道』 青空文庫
作例 · 標準
今週末は、満開の桜の下で花見の宴が催される予定だ。
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古くから伝わる伝統的な花見の宴には、多くの人々が集まった。
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「さあ、皆さん!花見の宴の始まりです!」
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