有高
ありだか
名詞
標準
文例 · 用例
「巣鴨村有藝戸数十、毎戸栽菊、培養頗精、有高丈許、枝亦数尺者、繊竹構。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
その結果、現金勘定の借方残高は、私が金庫に有する貨幣の有高を常に示すように、資本主またはマルタン勘定の貸方残高は、忘れてはならない他の重要な点、すなわち我が資本家マルタンに負う所の貨幣額を常に教えるのである。
— ELEMENTS D'ECONOMIE POLITIQUE PURE OU THEORIE DE LA RICHESSE SOCIALE 『純粋経済学要論』 青空文庫
この老人は、東京の空襲で一家爆死した阪井有高の別荘に、祖父江という見るからに沈鬱な青年と二人で住んでいて、ゴルフ場のそばの落葉松の林や愛宕山の下の薄原の道を散歩するのを日課にし、いっさい避暑地の社交に加わらなかった。
— 久生十蘭 『ハムレット』 青空文庫
阪井有高というのは華族の中でも有数な資産家で、健康も知恵もありあまるのに、どんな会社にも事業にも関係せず、どのような趣味も特技も持たず、完全な安逸と無為のうちに生涯の幕を閉じたオブロモフ式の徹底的な遊民だったが、その最後はちょっと前例のないほど異変的なものだった。
— 久生十蘭 『ハムレット』 青空文庫
わたしが阪井有高とつきあうようになったのは、今年から数えるとちょうど二十九年前の大正六年の夏のことでした。
— 久生十蘭 『ハムレット』 青空文庫
また前に嶋有高五十間。
— 松浦武四郎 『他計甚※(竹島)雜誌』 青空文庫
前にまた島有高サ二十間周りに暗礁多し。
— 松浦武四郎 『他計甚※(竹島)雜誌』 青空文庫
『本朝文粋』所載の都良香の「富士山記」に富士山者、在駿河国、峰如削成、直聳属天、其高不可測、歴覧史籍所記、未有高於此山者也。
— 木暮理太郎 『二、三の山名について』 青空文庫