夏野
なつの
名詞
標準
summer fields
文例 · 用例
しかも搜り足をするほど、草が伸びて、小さな夏野の趣がある。
— 泉鏡太郎 『深川淺景』 青空文庫
こなた右手なる側、圓葉柳のしげみに、夏野の色鳥ねぐらさすや、夢かの心地こそろと忍び羽振のささめき、――響きよさながら消ぬる程に、深まりわたる靜けさ、天路の足音も聞きや得まし。
— 薄田泣菫 『泣菫詩抄』 青空文庫
忘れぬまみ夏野の媛の手にとらすしろがね籠、ももくさの香には染むとも、追懷は人のまみには似ざらまし。
— 薄田泣菫 『泣菫詩抄』 青空文庫
さもあらばあれ、われはまた夏野の鳥の日もすがら木かげの花に脣ふるる色好みにはえも堪へじ。
— 薄田泣菫 『泣菫詩抄』 青空文庫
忘れぬまみ一夏野の媛の手にとらすしろがね籠、ももくさの香には染むとも、追懷は人のまみには似ざらまし。
— 薄田淳介 『白羊宮』 青空文庫
『夏野の姫に物まうす、牧のをとめに、ひと莖の花を。
— 薄田淳介 『白羊宮』 青空文庫
御手討の夫婦なりしを更衣打ちはたす梵論つれだちて夏野かな 前者は過去のある人事を叙し、後者は未来のある人事を叙す。
— 正岡子規 『俳人蕪村』 青空文庫
四季の題目を以てこれを例せんに夏山 夏野 夏木立 青嵐 五月雨 雲の峰 秋風 野分 霧 稲妻 天の河 星月夜 刈田 凩 冬枯 冬木立 枯野 雪 時雨 鯨 等はその壮大なる者なり。
— 正岡子規 『俳諧大要』 青空文庫
作例 · 標準
夏野には、一面に緑が広がっていた。
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子供たちは夏野を駆け回り、虫を追いかけた。
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遠くに見える夏野の景色が、私の心を癒やした。
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