熟し
こなし
名詞頻度ランク #22283 · 青空 20 例
標準
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文例 · 用例
扨、気持は、そこで一先づ安らかとなつたが、作品が熟してゆくといふことは、時日を要することであるし又、漸次のことであるから今分つたからといつて、すぐに今迄よりも好いものを書いてみせろと期待されても、六ヶ敷い。
— 中原中也 『詩壇への抱負』 青空文庫
爛熟し、頽廢し、さうしてさびた揚句の果が、こんな閑寂にたどりついたので、私は、かへつて、このせまい裏路に、都大路を感ずるのである。
— 太宰治 『九月十月十一月』 青空文庫
所がヴァニティの方が魂のことの方より少しゝか先に進まなかつたので、そして両方大きかつたので、或時期に至つて魂のことの方が先になつたのです、晩熟しました。
— 中原中也 『小林秀雄小論』 青空文庫
しかし裾野の所々に熟したオレンジの畑は美しく、また日本の南国に育った自分にはなつかしかった。
— 寺田寅彦 『二つの正月』 青空文庫
自分では、ただ頼みにする人、有難い人と思っている積りだが、心の底ではもう恋が成熟しきっている。
— 岡本かの子 『鯉魚』 青空文庫
『どうだ、やつぱりやまなしだよ、よく熟してゐる、いい匂ひだらう。
— 宮沢賢治 『やまなし』 青空文庫
カムパネルラの頬は、まるで熟した苹果のあかしのやうにうつくしくかゞやいて見えました。
— 宮沢賢治 『銀河鉄道の夜』 青空文庫
川下の向ふ岸に青く茂った大きな林が見え、その枝には熟してまっ赤に光る円い実がいっぱい、その林のまん中に高い高い三角標が立って、森の中からはオーケストラベルやジロフォンにまぢって何とも云へずきれいな音いろが、とけるやうに浸みるやうに風につれて流れて来るのでした。
— 宮沢賢治 『銀河鉄道の夜』 青空文庫
作例 · 標準
彼女は美しい身のこなしで舞台に上がった。
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彼の堂々とした身のこなしは、リーダーとしての資質を示していた。
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そのバレリーナは優雅な体のこなしが魅力だった。
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