生声
なまごえ
名詞
標準
natural voice
文例 · 用例
明治四十年十一月の二十二日に、それまで二人が隠れ住んでいた福岡市外の松園という処の皮革商の離座敷で生れたのであったが、その生声を聞くと間もなく、今まで隠忍自重していたMは、初めてT子に謎をかけてみた。
— 夢野久作 『ドグラ・マグラ』 青空文庫
八月十三日(日曜)〔発信〕第七十七信 ソネット「化粧」 ○五時二十五分、元気よい生声 ○濡れているプラタナスの葉。
— 一九三九年(昭和十四年) 『日記』 青空文庫
先生声をあげて家人を呼ぶことをせず、コツコツとおとなしく三十分ほど門を叩きおりたりと。
— 小西茂也 『同居人荷風』 青空文庫
作例 · 標準
マイクを通さない舞台俳優の生声が、劇場の最後列まで力強く響き渡った。
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「録音じゃなくて、君の生声が聴きたくて電話したんだ」と彼は少し照れくさそうに言った。
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大観衆の歓声にかき消されて、監督の生声は選手たちの耳には全く届かなかった。
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