ああ無情
ああむじょう
名詞
標準
Les Miserables (novel by Victor Hugo)
文例 · 用例
『一八六一年、ユーゴウはこの家に滞在して、あの「|ああ無情」のなかのウォタアルウのところを書いたんです。
— 虹を渡る日 『踊る地平線』 青空文庫
無宿者の歩みつく道一面の広野と化した巷の風ああ無情の風と歎く我身なり。
— 林芙美子 『新版 放浪記』 青空文庫
★ その時のセリフは、メモに曰く、「ああ無情、ああ……」 三高泣く。
— 坂口安吾 『選挙殺人事件』 青空文庫
ああ無情、ああ……」 三高手足をバタつかせて、もがき、また泣く。
— 坂口安吾 『選挙殺人事件』 青空文庫
しかし、ああ無情の著者ビクトルユーゴーは、自殺者ではなかった。
— 坂口安吾 『選挙殺人事件』 青空文庫
泣きながら「ああ無情」と喚いたのは、酔ッ払いの単なるウワゴトとは思われない。
— 坂口安吾 『選挙殺人事件』 青空文庫
ふだん通俗な雑誌しか読まない男が、俄かに「ああ無情」や芥川や太宰を読むのはタダゴトではない。
— 坂口安吾 『選挙殺人事件』 青空文庫
自殺文士の本に何らかの読む理由があったように、ああ無情も読む理由があったのは云うまでもないね。
— 坂口安吾 『選挙殺人事件』 青空文庫
作例 · 標準
友人の転勤を聞いてああ無情と思った。
プロジェクトがキャンセルされてああ無情だ。
長年の研究が無駄になってああ無情だ。
主人公の悲劇的な最期にああ無情と感じた。