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寥落

寥落
名詞
1
標準
文例 · 用例
これによってお玉ヶ池の地は久しい間東都文雅の淵叢となっていたが、度々の火災に二家の旧居も蕩然としてその跡なく「都門の文雅も遂に寥落を致す。
永井荷風 下谷叢話 青空文庫
しかし、永遠にあの妻を失ってしまった後の荒寥落莫たる自分の生活を想うと、また別種の暗憺たる絶望が襲うてきて……私は思わず頭を抱えて呻きを挙げずにはいられなかった。
橘外男 陰獣トリステサ 青空文庫
……だが笛のせいもあるじゃろうが、おそろしく寒い音色、察するにお手前は、孤独でござるの」「御明察のとおりでございます」「お年にしては寥落なお姿、その音が笛にあらわれる。
吉川英治 八寒道中 青空文庫
あまり寥落じゃ、あまり冷徹じゃ」 彼はその道の人として、平六をめずらしい笛吹だと敬服した。
吉川英治 八寒道中 青空文庫